新潟・三条市で40度台 台風10号
2020年 09月 03日
新潟県三条市で 最高気温40℃台 9月としては 全国で初
新潟県三条市では、13時までの最高気温が40.0℃まで上がりました。全国で、9月に最高気温が40℃台に達したのは、観測史上、初めてです。なお、一年を通しての最高気温全国1位は、静岡県浜松市(今年8月17日)と埼玉県熊谷市(2018年7月23日)で観測された41.1℃です。
台風10号
原因は、日本の南を中心とした海域の海面水温が、過去最高を記録しているほど「暖かい海」を進んでくる予想だからです。一般的に、台風が発達するのは、海面水温が27℃以上と言われていますが、日本の南の海は海面水温が30℃くらいなので、「暖かい海」から、水蒸気のエネルギーを沢山補給することによって、急発達すると予想されています。
このため、台風10号は、5日には、一番上のレベルの「猛烈な」勢力に発達して、6日にかけて沖縄地方に近づくでしょう。
そして、もう1つの特徴は、あまり勢力が衰えることなく、九州に近づくことです。
九州に近づくタイミングは、昨日までの予想よりも遅くなりましたが、油断はできません。6日から7日にかけて、奄美地方から九州に接近または上陸する予想ですが、6日の段階でも、中心気圧は915ヘクトパスカルと予想されていて、これは「特別警報級」です。このため、台風が近づく所では、記録的な暴風や高波、高潮、大雨の恐れがあります。
特別警報級(中心気圧930ヘクトパスカル以下、最大風速50メートル以上)の勢力で奄美や九州に接近、または上陸する恐れがあり、甚大な影響がでる可能性があります。